発酵食美人食堂 中村料理長「季節の糀料理<夏編>涼風お献立」

2019年06月18日

本日のメニュー

・うなぎもどき ~ひしほ醤油蒲焼 酢取り茗荷添え~

・射込み太胡瓜煮 ~うす色だし餡かけ~

・素麺かわり寿司 ~茄子オランダ煮を添えて~

 

蒸し暑い夏、食欲が落ちがちなこの季節に、見た目も爽やかな涼風お献立です。加賀野菜の加賀太胡瓜を使い、郷土食あふれるメニューとなりました。

 

まずは射込み太胡瓜煮です。太胡瓜は煮込むと色が悪くなるので、皮は丁寧にむいたほうがいいそうです。

「射込む」とは、くり抜いた中に具を入れるという意味です。具材の味が淡白な太胡瓜に染み込み、とても美味しくなります。冷やしても美味しいですよ。

具材を入れるときに片栗粉をはたくと、取れにくくなります。

 

次は茄子のオランダ煮です。「オランダ煮」とは、石川県の郷土料理だそうです。

油で素揚げして出汁につけますが、どうしてオランダ煮というのかは??です。

 

素麺かわり寿司は、彩りも鮮やかな一品です。

素麺をご飯に見立てるのですが、束ねて茹でた素麺を、寒天で固めます。

中村料理長はお料理をするとき、必ず最低3色の色を使うように心がけているそうです。

今回は玉子の黄色、ほうれん草の緑、椎茸の茶色、生姜のピンクが入り、とても美味しそうです。

次は絹ごし豆腐と片栗粉で作る「うなぎもどき」です。

うなぎの皮は焼海苔を使いました。

私の子供はうなぎの皮が苦手なので、これはいいな!と思いました♪

うなぎの身は、包丁で細工をして、うなぎっぽく仕上げます。

タレにひしほ醤油を使いましたよ。このタレは万能で、鶏肉やお魚にも合いそうですね。

今回の実習では、皆さん素麺寿司を切るのに苦労されていましたね。

そーっと崩れないように切ることを、「だまし包丁」というそうです。

キレイにカットされた素麺寿司に、「うわぁ!キレイ!」と喜んでいらっしゃいました!

いよいよ試食タイムでーす♪

太胡瓜に味が染み込み、「美味しい!」と大変好評でした。

これからの暑い時期、見た目が爽やかなお料理は食欲を増してくれるので、良いですね。

 

糀部では季節に合わせたテーマのお料理もご紹介しています。

旬の食材と糀の組み合わせは、舌にも腸にも嬉しいですね♪

ぜひ皆様のご参加をお待ちしております!

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