2015年08月23日
今回は昆布だし、にぼしと昆布だし、そして鰹節と昆布だしの3つのだしの取り方を紹介します。
【昆布だし】
「お湯だし」(4人分)
水…4カップ
昆布…8g
1、濡れた布巾で昆布を拭き、小さなよごれ等を落とす。
2、水と昆布を鍋に入れて中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。
「水だし」(4人分)
水…4カップ
昆布…8g
1、濡れた布巾で昆布を拭き、小さなよごれ等を落とす。
2、密閉できる容器に水と昆布を中に入れ、10時間放置する。
3、10時間たったら昆布を取り出す。
ポイントは2つです。
・昆布は水洗いしてはいけないということ。
→昆布の表面にある旨味成分が流れ落ちてしまうため。
・お湯だしの際、沸騰させないこと。
→昆布のねばり成分が出てしまい、風味が損なわれるため。
【にぼしと昆布だし(金沢出汁)】
「水だし」(4人分)
水…4カップ
にぼし…8g
昆布…8g
1、水ににぼしと昆布を入れて冷蔵庫で一晩置く
(水だしの場合、頭やはらわたは取らなくて良い)
「お湯だし」(4人分)
水…4カップ
にぼし…8g
昆布…8g
1、にぼしの頭とはらわたを取り除く。そのにぼしと昆布、水を鍋の中に入れ、30分以上おいておく。
2、じっくり火にかけ、沸騰してきたらアクを取る。
3、2~3分煮立たせたら昆布、にぼしを引き上げる。
【鰹節と昆布だし】
「一番だし」(4人分)
・水…4カップ
・昆布…8g
・鰹節…16g
1、固く絞った濡れ布巾で昆布の表面のゴミや汚れを落とす。旨味を出しやすくするために、はさみで両端にいくつか切れ込みを入れる。
2、鍋に昆布と水を入れ、30分~1時間昆布をふやかした後火にかける。
内側に細かい気泡が出てきたら沸騰直前のサインなので、昆布を取り出す。
3、だし汁が沸騰したら火を止め、鰹節を加える。
4、鰹節が沈んだら、だしが出たサイン。アクを取った後、濡らしたペーパータオルをボウル等の上に置き、だし汁をこす。
「二番だし」(4人分)
水…4カップ
一番だしで使用しただしがら(昆布・鰹節)
鰹節…8g
1、鍋に水、だしがらを入れ、中火にかけてひと煮立ちさせる。
2、沸騰したら火を弱火にし、10分ほど加熱する。
3、火を止め、鰹節を加え、鰹節が沈んだらアクを取る。その後濡らしたペーパータオルをボウル等の上に置き、だし汁をこす。
ポイントは2つです。
・アクはこまめにすくう
→こまめにすくうことで、すきとおっただし汁ができる
・だし汁をこす時に、ペーパータオルを絞らない
→絞ってしまうとだし汁が濁ったり、渋みが出たりするので、自然にだし汁がこされるのを待つこと
このように、一言「だし」と言っても、たくさんのだしの取り方があります。また、だしを取った後のだしがらも、捨てるのではなくふりかけや佃煮などに活用できます。
具材や好みに合わせてだしも変えてみてはいかがでしょうか。