お味噌汁のたんぱく質は?

2015年07月24日

たんぱく質は、人を構成するものの中で水分の次に多く、約17%を占めています。なので、私たちの筋肉や血液など体をつくるためには必要不可欠です。たんぱく質は卵や肉、魚、牛乳、大豆等に多く含まれています。

 

11.タンパク質 大豆写真

 

たんぱく質を摂取するにも良質なものが良いと言われますが、良質なたんぱく質とは必須アミノ酸がどのくらい含まれているのかで決まります。自然界の中にある約500種類のアミノ酸のうち、人間の体を構成するアミノ酸は11種類。そしてその中の必須アミノ酸と言われる9種類のアミノ酸は体の中で作り出すことができないので、食事から取り入れることが必要です。

大豆はたんぱく質が多く含まれており、「畑の肉」と呼ばれるほどです。しかし、その大豆にもメチオニンというアミノ酸は少ないのです。そこで、そのメチオニンが豊富に含まれている食材と一緒に食べることが望ましいのですが、それは米です。加えて米に不足しているリジンというアミノ酸は、大豆に豊富に含まれているので、お互いの不足している部分を補い、良質なたんぱく質を摂取できます。米と大豆を使った食事と言えば、ごはんとお味噌汁だと思います。味覚的にもぴったりで、室町時代から現在まで日本人に親しまれています。味噌の風味と塩気、だしの旨味は、唾液や胃液の分泌をよくして食欲をすすめ、消化を助けてくれます。

お味噌汁のたんぱく質をより良質なかたちで摂取するために、ごはんとお味噌汁の食事をおすすめします。

 

参考文献

東畑朝子の体においしいみその本 東畑朝子著 マキノ出版ムック 1998年発行

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