野菜スープに糀を加えれば食べる味噌汁の出来上がり

2015年06月28日

野菜たっぷりのスープは栄養がたくさん含まれており、生野菜よりも野菜の量を多く摂取することができるので頻繁に召し上がっている方も少なくないのではないでしょうか。

美容やダイエットでも注目される野菜たっぷりスープですが、タンパク質不足が欠点の一つ。体づくりに必要なタンパク質が不足すると、筋肉量を減らし、代謝が悪くリバウンドしやすい体質になりやすいと言われています。

そこで、わずか一つだけ材料を加えると、野菜スープの欠点を補って、もっと栄養満点になる素材をご紹介します。

それは、とっても身近な「お味噌」です。

味噌は「みそは医者殺し」と言われるほどたくさんの栄養素が含まれています。

お味噌は大豆、米(または地方により麦)から作られますので、大豆由来の植物性タンパク質、必須アミノ酸が含まれている他、脳の活動エネルギー源になるブドウ糖も含んでいます。

また、大豆脂質に含まれるレシチンによってコレステロールが抑制されます。

発酵が進む過程で生まれる遊離リノール酸によって美白効果もある等、カラダが喜ぶ要素が詰まって、野菜スープだけでは足りない栄養素も補ってくれます。

実は、お味噌汁が食べられるようになったのは鎌倉時代に入ってから。

鎌倉武士にとって理想の食事というのが、玄米ごはん、お味噌汁、魚の干物だったそうです。その時代から、一汁一菜は日本人の食の基本となっています。

一汁一菜を守って食事をとるだけで、カラダに必要な栄養素をとることができるというのです(実は、味噌やお漬物などの発酵食が、腸内の常在細菌の活動を促して、腸内でも良い発酵のサイクルが起こっていたと考えられます)。

毎日忙しい方にとって、毎食一汁三菜は難しくても、だし汁にたっぷりの野菜を入れたお味噌汁を食べることなら、まだ手間が少なく、多くの栄養をとることができるのでは。

およそ800年にわたって、昔から現代まで食べ続けられているということは日本人の体質に合っているということの証明。

「一汁一菜に一糀」のライフスタイルの良さは、案外長い食経験に裏打ちされています。

美容にも注目される野菜スープを、さらに優れたものにする具だくさんのお味噌汁、つまり「食べるお味噌汁」を始めてみませんか。

一汁一菜に一糀