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2006年12月09日
商品開発・・・研究室にて
商品は研究室で何度も何度も試作します。
はじめに、消費の瞬間の味のイメージや使う状況等を考えます。
味の設計をしてから、それに応じて五味(甘味・塩味・酸味・苦味・渋み)のバランスがとれているかを試作しながら追求します。
トライ&エラーで、なんどかやると、上手くいきます。
狙った通りの味になると、これは結構快感!です。
迷ったときは、コンセプトに戻ります。
戻るのは勇気が要るけれど、やっぱり戻ったほうが良い時もあります。
行く道(方向性)がわからなくなったら、最初に戻ってやり直したほうが結果的には早いし、安全です。
写真は、攪拌のためにスクリューを使って液体を混ぜているところです。
もう何度かやっていると、調合表を見ただけで、どのような味なのか、大体はわかるようになるものです。(不思議ですよね、人間の持つ力って・・・・)
写真のように小さなスケール(計算しやすいから、大体1L)で作ってから、あとは工場レベルのスケールで出来る様に、レシピと設備に合わせて作業手順や注意点や品質チェックのポイントについて検証していきます。
こうしたプロセスをいくつか踏んで、ようやく商品化にたどり着きます。
投稿者 hishihogura : 2006年12月09日 13:27
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