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2006年04月05日

日本人は何を食べて来た民族なのか?

以下、食育の講演会でもお話している内容です。

歴史を見てみましょう!
(1)縄文時代  生食+火食
(2)弥生時代  五穀+塩
(3)奈良時代  貴族食(唐様)と庶民食の並立。酒・胡麻油・芥子・生姜・飴の普及。
(4)平安時代  食生活が形式化した時代=短命な時代だった!
(5)鎌倉時代  健康食の回復=1日5合の玄米食+なめ味噌や味噌汁の普及。
(6)室町時代  禅の教えの普及=三徳六味の教え。禅寺にて、醤油と砂糖(希少品)の登場。
(7)安土・桃山時代 三度食の成立。南蛮品(南瓜・ジャガイモ・唐きび・唐辛子・無花果・金平糖)輸入
(8)江戸時代  和食の完成=昆布・かつお節の普及。醤油産業の台頭。
(9)明治・大正・昭和  文明開化と和洋折衷
(10)戦後~平成  アメリカの食文化の影響。加工食品の時代=オフクロの味が「袋」の味へ変化!

三徳六味(さんてるみ)とは、三徳(軽軟・浄潔・如法)六味(甘・酸・辛・塩鹹い・苦・淡)
また、五色(青・黄・赤・白・黒)五法(煮・焼・蒸・揚・生)を組み合わせることを教えており、現在の和食の作り方の基本となる考え方です。

こうして見ると、伝統食とは、弱陽・弱アルカリのバランス食であると定義づけられる、と言われていることが確認できると思います。
具体的に、上記の時代を通して食べ続けてきたものは、伝統的な調味料(海水塩・・ごま油・飴・酒・みりん・味噌・醤油・砂糖)を使って、煮炊きした全粒穀物と、海藻を中心に、楽しみとしてのおかずに、少量の小魚や小動物の肉を摂っている。
また、発酵食品(三年ものの梅干、古漬けの沢庵、じっくり良く長期熟成・発酵した大豆製品)を上手に利用してきたことが確認できます。

私が小学校のときは、お肉と言えば、鰆(たぶん、金沢ではカジキマグロの事をサワラと言っていた!)のフライか、贅沢にも、クリスマスの時の鳥の足の焼いたか揚げた物(フライド・チキンなんて無かった!)だけだったような記憶・・・・あー、小学校の給食には、鯨肉の大和煮!

それが今は、毎食お肉(牛)を食べなければならないように思っているなんて・・・・・
何時から瑞穂(みぞほ)の国に住まう人は、肉を食う国の人になったのか?


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投稿者 hishihogura : 2006年04月05日 09:48

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