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2006年07月07日

21世紀美術館

金沢市立21世紀美術館の地下会議場で、農林水産省主催の講演会があり、出席してきました。 パネルディスカッションで、3名のパネラー。 現在、どのように市場(マーケット)と関わっているか、活動内容を下記のように紹介していました。 (1)「五郎島金時」って言うさつま芋の生産農家。 加賀野菜の代表格の「五郎島金時」は、栗のような「コポコポ感」が人気の大変美味しい、かつ日本で一番粉質系のさつまいもなのだそうです。 かれは、その品種の「ウイルスフリー」の純粋栽培を自ら初めて、それを今では産地全体に広めた功労者だそうです。 また、さつま芋の生産だけにとどまらず、市場(マーケット)に直接販売するために、「焼き芋」や「さつま芋ペースト」に加工・商品化している企業家でもあります。 (2)福井県の蒲鉾屋さん。 10年前に工場内に、見学者が自ら蒲鉾を手づくり体験できる工房をつくり、一日2回=午前と午後に一回づつ、約2時間の体験コースをPRして、積極的に消費者を会社に呼び込んでいるそうです。 蒲鉾業界全体としては、ここ10年でマイナス35%の生産量なんだそうです(縮小している)が、この会社の売り上げは減少はしていないそうです。 (3)消費者インタビューを行うマーケティング会社の社長。 一言で、消費者と言っても、それぞれの価値観は違うから、ひとくくりに表現することは出来ないという事。 従って、年代による単純なグループ分けもあまり期待するようなインタビュー結果は得られなくなってきたという事。 「私の好きなブランド」という、言わば「マイブランド」はあるけれど、全国一律の有名ブランドを買うかと問われれば、食品に限ってはそのようなことは無い!という時代。 主婦が購買決定権を持っていると一般的には思われているが、買い物の途中の主婦の頭の中には、必ず家族の食品に対する感想・言葉(評価)がついて回っている。 等等、とても示唆に富む言葉の数々。 蒲鉾屋さんが、【良い蒲鉾は、塩によるコリコリした食感がある】として、そうした高級品をつくっても、若い世代にはウケが悪い!若い世代はグニャグニャというか、柔らかい(かつては、澱粉で水増しした蒲鉾の)食感が受ける!という事実を語っていたのが、とても印象に残ります。 それって、どうなの? 売る側の責任? でも、消費者はいつも正しい!? 日本の食文化がだんだん失われて行く・・・・・ ボタンを押して、応援よろしく。→ blog_banner_02.gif

投稿者 hishihogura : 2006年07月07日 06:07

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