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2005年12月05日

【醤油】の歴史

1、醤油の歴史
≪起源≫
醤油(らしきもの)は、今から3,000年前、中国の周王朝初期の記録に記されており、日本には禅僧によって伝えられたと言われております。
当時は、現在のように液体ではなく「柔らかい味噌のようなもの」でした。
  醤(ジャン)=①肉醤(魚醤を含む) ②=草醤 ③=穀醤
日本での醤油の発祥地は、紀州の湯浅であると言われております。
禅僧が作った味噌の桶底に溜まった液汁が美味しく、煮物にてきすることを発見した事が、塩分を美味しく摂取する手段としての調味料=しょうしゅのはじまりだと思われます。
加賀・金沢における醤油醸造は、江戸時代(元和年間 1615年)に入って、加賀藩の命により、当時=金沢市大野町において、主要な産業として育成されました。
それ以来、一大消費地=当時の人口の多い四大都市(江戸・大阪・京都・加賀)の需要を支えるために成長して来ました。

≪和食の完成≫
江戸中期の元禄時代(1688―1704)くらい=18世紀初頭からと思われます。
このとき以来、一般にひろまり始めたと考えられます。
世の中に広く普及したのは文化(1804―1818)・文政(1818―1830)時代だと思われます。

みりん(にごり酒→もろはく→澄み酒→清酒)
昆布(北前船と昆布ロード)
かつお節(黒潮とかつお節ロード)
江戸の醤油は享保年間(1716―1736)
握り寿司誕生は文政年間(1818―1830)くらい。

≪日本の伝統食≫
日本の伝統食=煮炊きしたお米と、塩・味噌・醤油で調理した野菜と海藻+おかず(楽しみ)としての魚や小動物の肉を少量いただく。

≪金沢の醤油≫
加賀藩の城下町の外港として栄えた漁師町にあります。
 ①原料(大豆・小麦・塩)の集荷や、出来上がった製品の出荷に便利だった。
 ②白山からの扇状地の先端で、山からの圧力のかかった伏流水が自噴する場所であった。
 ③海岸近くの湿潤な気候も醸造に適していた。
日本海の「海の幸」や白山麓の「山の幸」、砺波平野の「お米」や九谷焼、輪島塗等の器、日本酒等々だけでなく、加賀料理を引き立てる基礎調味料として支持され続けてきました。
江戸期より播州・小豆島・野田・銚子と並ぶ、醤油の銘醸地です。

 
2、一般的な醤油の醸造工程
 


   
3、醤油の種類
原材料の配合割合による分類
【こいくち醤油】 普通のお醤油。全生産量の80%以上がコレ!
【うすくち醤油】 色が薄い。全生産量の約14%を占める。
【再仕込み醤油】 色が濃く。旨みがある。お刺身用等によく使われる。
【たまり醤油】 大豆100%。愛知、三重、岐阜の地方色がある。
【白醤油】 小麦がほとんど。たまりと対になるお醤油です。愛知県の地方色あり。

   
4、良い醤油の見分け方
① 色つやが良い。
② 食欲をそそるようね醤油特有の香りがある。
③ 五味(旨み・甘味・塩味・酸味・苦味)のバランスが良く、あと口がよく丸みがある。
④ 13倍の水で薄めても、味のバランスが崩れない。 
⑤ ねばりがある。
⑥ 水に一滴落とすと、スーっと沈んでから、ゆっくり広がり溶けてゆく。
⑦ 振ると細かい泡が立ち、フワっとなってなかなか消えない。

   
5、お醤油の美味しい味見の方法
① なめてみる。
② 豆腐にかけて食べる。
③ あたたかいご飯にちょろりとかけて食べる。
④ 海苔と一緒に食べる

投稿者 hishihogura : 15:58 | コメント (0) | トラックバック