●2001年9月の絵日記
2001年9月26日(水)
〜今日から北海道へ出張です。〜

今朝から、10月5日(金)までトラックで北海道へ行きます。毎年恒例の行事です。
私の留守の間は、 WEBショップの運営は、妻・美弥子(実店舗・ひしほ蔵の店長でもあります。)が代行致します。
天塩町と言う、稚内から南へ約70KMほど下ったところにおります。
ちょうど今は、シャケの取れるシーズンです。
楽しみだ−。

帰りには、隣の遠別町で特別な「じゃがいも」を仕入れてきます。
これも美味しいよう!
土が違うので,特別にホコホコした「男爵イモ」です。
帰ってきたら、ウェブでもご紹介いたします。
請うご期待!

というわけで、9月分のクイズの当選者発表も、 10月6日以降になります。

あしからず。

 

2001年9月23日(日)
〜今日の市場の魚〜

昨日の夜は冷えて、寒いくらいでしたね。思わず布団を出してきました。庭の萩の花が満開です。秋らしくなってきました。

秋らしい魚は、カマスかな。塩焼きにすると良いですねえ。
あとは、定番ですが、カレイですね。赤カレイは煮ても良いし。笹カレイは、少し干してから焼いて食べても美味しいですよ。

(右下の写真)
みみだこなんて呼び方は私もはじめて見ました。
その左横にいる赤っぽい魚は、「ほうぼう」。みそ汁にして食べます。


自分で書きながら、やっぱり漁師町は、魚種が多いなあと思います。
魚で季節を感じることができるこの町に育ったことはありがたいことです。
改めて感じました。

 

2001年9月18日(火)
〜今日の市場の魚〜

アメリカのテロから丁度一週間。一週間遅れで荷物は着いたようです。約束が果たせてちょっと一安心です。
ばたばたしているうちに、先週末には加賀平野の 稲刈りが終わりました。私のバケツ田の稲の成長日記は今年分を終了します。

さて、次の絵日記のネタは、魚です。
久しぶりに魚市場へ行ってきました。
日曜と今日とは快晴で海も穏やかだったので、今日の市場は非常に魚種が多い。
左は前に紹介した『ガスエビ』。鮮度が良いと透明に近いけれど、一日経つと、いろが黒ずんで、見た目が悪くなるので、あまり市場には流通しないエビです。だから、地元での人気は”えとえと(人気が高いという金沢弁)”や!
私も好物です。
良く見るとボタンエビが混ざっています。(画面で赤く見えるのがボタンエビ)

右は、これまた地元(しかも漁師町でしか食べない)でしか食べられない、『げんげんぼう』。別名”水魚(みずうお)”とか”くにゃら”とか言います。
この辺から富山のあたりでも食べるようです。魚体全体がゼリー状の粘膜でおおわれていて、ぶつ切りにして、醤油味の澄まし汁で食べます。
淡白な白身の魚で、骨離れも良いし、美味しい魚です。『げんげんぼうの洟すすり』なんて、キタナイ呼び方をしますが、『ずるずる』音を立てて食べると美味しいのです。これは、もっと寒くなった雪の降る冬の食べ物だと思っていたけれど、こんな時期にも捕れているのですねえ。でも、量はほんの少しでした。

他にも、タコや飯たこ(イイダコ)や、あからばちめ、ハタハタ、そして穴子(金沢沖の天然物はすごいぞ!)など、今日はすごく魚種は多かった。
全体の量はそれほどでもなかったです。

地元では、有名な『宝生寿し』があります。ここは良いよう!
市場に隣接する、『船員厚生食堂』も穴場ですねえ。

 

2001年9月13日(木)
〜アメリカからのメール〜

今朝、アメリカの取引先の社長から、返信メールがあった。
あのビルの中や、その近くにあった、得意先のレストランが4−5件なくなった(倒壊して店が存在しなくなった)そうだ。
不幸中の幸いは、彼の会社の社員さんは、全員無事に帰って来ることが出来たことだ。

テロの余波は、当社にもある。
アメリカに送った商品が、大阪空港に止まったまま。アメリカ行きの飛行機がストップしている。アメリカの税関もしまっているから、どうしようもない。
北海道に送った商品が、丸一日(24時間)検査のために留め置きされている。ただ今北海道にて加賀の物産展を行っているのに、売り物が予定通りにつかなくなった。
(人の生き死にに対しては些細なことだけど。) 困った。

2001年9月12日(水)
〜N.Y.での悲劇〜

今朝、テレビでN.Y.での悲惨なニュースを見た。ショックだった。恐ろしいことだ。
アメリカの取引先と友人にすぐにメッセージを送った。N.Y.市民やアメリカ人だけでなく、日本からも深い悲しみと祈りを共有していると言うことを伝えたかった。
あのビルに5万人の人がいたなんて、ちょと実感が伴わないけれど、そんな大きなビルが倒壊するなんて、その場にいたら、全身が恐怖に縛られてしまうだろうと想像する。
二度とあってはならない事だ。

 

2001年9月5日(水)
〜バケツ田の稲〜


もうすぐ 稲刈りですねえ、コレ見てください。
『実るほど、コウベを下げる稲穂かな』
これを見ると、実感しますよ。

バケツ田では、稲刈りを行うわけにも行かないので、 少量を、醸造の神様(松尾さま)に奉げて、後は、スズメたちにおすそ分けする事になると思います。
今週末には、加賀平野のほとんどの田の稲(お米)が収穫されると思われます。
当社工場も、糀室(こうじむろ)の補修も終わったし、あとは、放冷機(蒸したお米を風で冷やす装置)のダクトの整備を残すだけで、いよいよ今月末には、味噌の仕込みが始まります。

美味しいものの種類が増える、嬉しい秋の到来。

忙しくなる少し手前の、ちょっとした空き時間という感じです。

 

2001年9月3日(月)
〜底引き網漁の解禁〜


ここ金沢港では、今日から、『底引き網漁』が解禁され、ハタハタや平目、カレイ、甘エビ、ガスエビ等、美味しそうな秋の味が市場に溢れています。

左の写真の上部は、おなじみの甘エビ。地元では、甘エビも良いけれど、どちらかと言うと、その隣にある、少し茶色っぽいガスエビ(トラエビ)がより安価でまた味も良く好まれています。へっへっ、一緒に出されたら、僕は間違いなくガスエビを取ります。お刺身にしても良いし、またこれを天ぷらにしても甘くて美味しいです。知らなかった?
その下ははたぶん水だこ、かな?夏から捕れるのだけれど、これも、刺身にすると美味しい。味が無いようでいて、それでもかすかな甘みと、吸盤のあたりのプチプチした歯ごたえがナンとも言えません。

右側の写真の大鯛は、なんと60cmから70cm近くありました。本日の一番の大物でした。

 




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