●2002年8月の絵日記

2002年8月27日(火)能登・穴水

輪島へ行ってきました。
帰り道の穴水では、もうはや、稲刈りが始まっていました。
夫婦二人して、刈りいれた稲をハサに架けて干していました。

残念。カメラを持参しなかったので、写真は撮れず。
加賀平野の刈入れも、今日あたりから週末まで続くはずです。

去年の日記を見ると、このバケツ田の稲も、9月5日くらいには刈入れ時を迎えたようですから、来週末くらいが新米を神様に差し上げることが出来るかな。
自然の恵みはありがたい。

新米の収穫を受けて、いよいよ来月末からは、当社の味噌の仕込みも始まります。
工場も忙しくなります。

 

2002年8月25日(日)バケツ田

だいぶ、稲穂が重くなってきたようだ。

 

2002年8月19日(月)バケツ田

こんな感じです。もう、あんまり水を吸わなくなった。
夏の間は、暑さもあって、毎日バケツの水が足りなくなったほど水を吸い上げていたのに、今は2−3日に一回の割合で水を補給してやればよい。

となりのメダカも、大きくなっている。
メダカって、レッドデータブックに載る、絶滅のおそれのある種に指定されたそうだ!知らなかった!
原因は、田んぼの管理の仕方が、私たちが子供の頃とはずいぶん違ってきたからだそうだ。
つまり、田んぼや、その周りの用水は、こうした「タガメ」や「ヤゴ」や「タニシ」や「ホタル」や「メダカ」「蛙」等の動物達の繁殖地でもあったわけだが、今は昔と違って、普通に米を作るためには、農薬は空中散布されるし、冬の間は、田んぼには水は干されて残らないので、水無しでは生きられない生物の越冬地がなくなったため、上記の動物が繁殖可能な地域が、極端に少なくなってきたと言うことだそうです。

写真は、当社の商品ルーム「ひしほ蔵」の入り口に置いたバケツ田と、そのとなりのビオトープの水草の上に動いているタニシの赤ちゃん!

 

 

 

2002年8月18日(日)お盆も営業しました。

当社工場はお休みしましたが、商品ルーム「ひしほ蔵」はお盆の間も営業しました。
「利家とまつ」効果か、金沢への観光でいらしたお客様も多かったようです。

夕方になると、風が涼しい!
大発見。もう暑さの盛りは過ぎていることを実感した日です。

バケツ田の稲も上に伸びることは止めて、結実した中味に栄養=旨みをぐっと溜め込んでいる様子です。
農家の方の頭の中は刈入れのための段取りできっと一杯でしょう。
今年は、去年よりも良いお米が採れそうだとのことです。

 

2002年8月13日(火) 能登半島( 輪島と穴水 )

今日は、能登半島の輪島へ商品の配達です。
久しぶりにお会いするお客様ばかりで、なんとなくお互いの話が長くなりました。

帰りに、気に入った、日本的な風景を撮りました。

(輪島の近くに広がる田。美しい田園風景。
田の真中に、小さい祠が祭られていて、それがとてもアジア的な、美しい生活風習が今も生きている様子に感心して。)

 

(穴水町にある、鯔待ち櫓=ボラ待ちやぐら。はるか向こうには、能登島へと続く大橋が見えます。
穴水湾に沿って、うねうねと曲がりながら続く道沿いにも、歴史のある、自然豊かな生活風景が見られます。)

 

 

 

2002年8月11日(日) バケツ田と、めだか。

今年も、バケツ田に挑戦。
昨年(2001年8月)の店長日記も合わせてご覧ください。
本社、商品ルーム「ひしほ蔵」の店入り口に、バケツに入れた稲(バケツ田)を栽培中。栽培と言っても、ほとんど手をかけずとも、自然に育ってくれるのだが、
観察には丁度良い。

今は、出穂が済み、花が咲いている。写真では、白い、小さな、それでいて力強い、稲の花が見えるだろうか?

今年は、それにプラスして、,めだかの観察もできるように、工夫して見ました。
小さな,ビオトープの完成。

さあ、小学校の夏休みの研究がまだの方、ここへ来れば、味噌づくりの工程についての説明一式(要・予約)と、
めだかか、あるいは、蟻(アリ)の巣づくりの観察が出来ますよ。
やってみますか?


  

 

 

2002年8月5日(月) 輸出用の味噌の積み込み

アメリカ向けの味噌の積み込み。
販売は、現地の会社にお任せです。でも、少しづつですが、お客様もついてきているそうだ。特にプロのシェフからの御支持が多いと聞いています。
N.Y.のNOBUでは、当社の醤油・味噌を使っていると言うことです。(凄いお話だー。凄い時代だなー。 )
日本の伝統食品が、その食品として価値(美味しさ・健康的)を認められて広がっていくと言うのは、嬉しいことです。
日本でも、スローフード運動がはじまりつつありますが、若い世代の間では、まだまだ、味噌・醤油はスーパーの特売品というイメージが強いのでは?。
安ければ良いと言うことが判断基準ではなくて、実際に中味(味や香り)を比べてみて、 納得したものを選んで欲しいなあ。
醤油は、ワイン選びに通じるところがありませんか? 飲んでみないとわかりませんよ。そうすると、味噌はチーズ選びだな。
次代の若者の世代に、家庭内で、本来の日本食(伝統食品)の良さを伝えていって欲しいと願っています。
伝統食品というのは、発酵の過程で、時間がかかるのです。素材を吟味して、手間をかけて、時間をかけて寝かす(発酵=旨みの生成)して初めて出てくる良さがあるのです。寝かすことによって、初めて、香りや旨みや乳酸菌等の有用菌が生まれて来るのです。
これを上手に活用しているのが日本の伝統食品です。味噌・醤油は日本人の智恵の塊だと思います。
醤油・味噌等には、いろいろな使い方ができるし、西洋食との融合(フュージョン)も今はポピュラーになってきました。
寿し(SUSHI)が良い例ですが、ファーストフードではなくて、伝統食を好んで選択するようになれば、もっと体も心も健康になれるのにと個人的には思っています。外食の場合はともかく、子供さんがまだ学生で家庭にいる時は、テレビは消して、一人だけで食べる孤独な食事(孤食)をできるだけなくすようにして、旬のものをその時に応じた調理方法で、家族皆で喜んで食べる風景を取り戻して欲しいなあと願っています。

 

 

2002年8月 一週間遅れですが、7月末の大野日吉神社の祭礼の写真を載せます。

祭礼は、日曜日の本祭りをはさんで前後3日間行われています。今日は日曜日の本祭り、神様の巡行・行列のお話です。
まず、奴さん(20歳の若者が行う。という毎年の役割分担になっています。)、次に榊御輿(42歳の厄年の人たちが、厄除けののために担ぐことになっています。県外に勤めている人も、この日のために帰省します。)その後を、神官・巫女・神社総代さん・五郎十郎(護衛の武士姿です。)・荷物(やかもち)がきて、それから、日吉の神様(近江の日吉大社につながります。)が一年に一度だけ祭礼の時に乗られる金金ピカピカの本神輿!
それから、金沢市の無形文化財でもある山王悪魔払い(確か高校生がやる)、そして獅子舞(壮年会の担当)と来て、今年はこの後に、からくり人形(からくり記念館を楽しむ会が担当)のパフォーマンスが加わり、これで、総勢約300人。昼間は、これに
各町(各丁名単位)の子供曳き山や、太鼓行列が加わると、総勢約500人という、一大行例です。しかも、これは、見せるためにやっているイベントではなくて、神様の巡行のためだけの、町の人の町の人による町のためのお祭りです。ここが凄い!ですよね。

   高校生の山王悪魔払い⇒⇒

幼稚園児による、獅子舞。かわいいね。男の子も、女の子も一日朝から夕方まで、がんばりました。
  

獅子舞は、幼稚園生・小学生・中学生と、大人による4部編成。舞い方も大人と子供では、その迫力に大きな違いが出ます。
   からくり人形⇒⇒

さあ、夕闇迫る頃、参加者は、皆、町内で振舞われたお酒も入って少し気持ち良くなってきた頃。
そろそろ祭りは大人のための時間に入ってきました。

榊神輿。 本神輿 ここ、大野町では「エンヤ、エンヤ」という掛け声で神輿は走ります。

   私の好きな、美しい日本の夏の風景がここにあります。

いよいよクライマックス。日吉神社にお神輿が戻られて、最後に獅子舞の奉納を行って、祭りの行列は終了です。
 

   コレにて全て終了!


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